記事一覧

Cesar Espada con Inca Taki

長年メキシコで活動してきた、タキラリの名曲「Nin~a Camba」の作曲者セサル・エスパダと彼のグループ「インカ・タキ」によるアルバム。「チョグイ鳥」と「アルフォンシーナと海」以外は彼の作。しかし「Nin~a Camba」に辿り着くまでの11曲は、既に「メキシコ歌謡」の雰囲気を漂わせている。前述3曲は有名曲かつ30年以上やっているだけあり、音作りも凝っていて、なかなか面白い。あまり万人にオススメしようとは思わないが、それ...

続きを読む

Llajtaymanta / Este es mi pais

オルーロ出身のグループLlajtaymantaの2006年盤。いつもながら演奏も歌も、実力があり且つ音の層が厚いので安心して聴ける。しかし個人的にはフォルクローレからあまり離れない方が、彼ららしい演奏で良いと思うのだが…ラテン・セレクションとかは彼らの声フェチ向き。よくラジオで流れているモレナーダ等がやはり彼らの真骨頂であろう。カラマルカのロドルフォ・チョケ作の「Sol」もカッコイイ。ノリとクオリティを両方兼ね備えた...

続きを読む

チャランゴ法公布

チリのラゴス前大統領がU2のボーカルにチャランゴを贈ったことから起こった騒動に後押しされ、チャランゴを文化財とする法案が19日に成立、公布された。施行が待たれる。法律の内容は以下の通り。1. チャランゴを、ポトシを発祥の地に持つ楽器として、国の文化財とすることを宣言する。2. チャランゴのマエストロ、マウロ・ヌニェス・カセレス氏の誕生日を記念して、毎年1月15日を国のチャランゴ記念日とする。3. 毎年4月8日を国際...

続きを読む

Enriqueta Ulloa / Viva mi Tierra Camba

以前の記事で紹介した、エンリケタが自分のもうひとつのルーツを探る東部音楽集。サンタクルスの作曲家ホセ・レネ・モレノと、おなじみユリ・モラレスと組み、既に彼女の十八番であるEl AguililloやCierren la puertaを始め、タキラリを中心に、チョベーナ、カルナバルなどレネ・モレノ作の東部音楽の数々を歌う。歯切れの良い歌い方がリズムの雰囲気にマッチしてイイ感じ。しかし惜しむらくは、やはり曲が多すぎること。良い曲を...

続きを読む

Rene Alinas / Con puras cuerdas y cero flautas

以前の記事に書いた、ジャケットからお茶目でやんちゃなお兄さんっぷりを発揮しているレネ・アリナス初のソロ・アルバム。ロス・タイピスの2004年盤をよく聴いていたので、チャランゴに詳しくない私でも「節回しや音が同じだな~」と、彼らしさを発見。安心して聴けるし、「笛ゼロ」と言うだけあって楽器構成がシンプルなので、それぞれの音がじっくり聴けて弦楽器奏者には特にオススメしたい一枚。モレナーダでは主旋律と同時に副...

続きを読む

YARA / De corazon

オルーロ出身の若手人気グループ、ヤラの3枚目。ラジオで聴いて面白そうだったので初めて買ってみた。CDでじっくり聴くよりは、たいして音も良くない放送メディアから流れてくるのを予期せず聴く方が、かえって曲が映える気がする。歌はそこそこだが、ビートのきいたメディア映えする音楽ということで、人気が出るのは十分頷ける。で、何が面白いかと言うと、ベースやドラムを使った今時のサウンドながら、他のネオ・フォルクロー...

続きを読む

Norte Potosi 21周年

結成21周年を迎えるグルーポ・ノルテポトシが、新譜発売を来週に控えコチャバンバのテアトロ・アチャにてコンサートを行う。コンサートでは彼らのヒット曲“Qolqechacamanta”、 “Putucum”、 “Saucisa”、 “Mal pago”、 “Amor prohibido”、 “Palli palli”を始め、ポトシのワイニョ、チュキサカのカルーヨ、 そしてトナーダやシクリなどを演奏。また、来週ラウロより発売予定の新譜「Norte Potosi romantico」を発表。新譜は12曲を収録...

続きを読む

K'achas / Salud !!

ボリビア・フォルクローレの若手グループを代表するカチャスの4枚目。以前新聞で「オリジナリティが無い」と書かれていたように、3枚目が出た頃は、ラジオで聴いている限りは、コーラスは彼ららしくても単調だし、フォルクローレの古典曲をリズミカルに「踊れる」リズムで演奏するだけなら、もう終わったと思っていた。しかし今回はちょっと様子が違いそうなので聴いてみた。何が違うかと言うと、3枚目から正式メンバーになったレ...

続きを読む

Musica de Orlando Rojas

昨年このCDが発売されて結構経つのに、何故日本でいまだに紹介されないか。それはきっと、今まで入荷したこの人の名を冠したCDが、タリハ音楽コンピレーションとかイージーリスニングぽいのとか、売れなそうなのばかりだったからに違いないと踏んでいるのだが、多分これが一番「当たり」だと私は思う。(と言っても他の持ってないですが…)このCDでは、エンリケタやホセ・サパタを始め、フォルクローレ界だけでなくトロピカル音...

続きを読む

新スキー場

地球温暖化で氷河が融け、チャカルタヤスキー場もかねてより「あと数年」と言われてきたが、この度、ムルラタ山に新たなスキー場が整備されることになった。その高さは標高6千メートル。この山の特異な形には、イリマニなど他の山々と関連する伝説が残されている。スキー場は年末までには整備予定とか。…スキーで人間の限界に挑戦?...

続きを読む

プロフィール

ゆな

Author:ゆな
ジオシティーズ及びヤプログ終了のため2019年8月よりこちらで再開します。主に音楽等ボリビア関係。

現在ブログ引越し作業中

最新コメント

月別アーカイブ