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「南」のトバス?Tobas Sud ~ 名前を知ると理解が以下略。(5)

この企画を始めるきっかけのひとつ、Tobas Sud

昔、演奏会のパンフか何かの手伝いで「Tobas Sud」と言う曲について「ボリビア南部に住むトバ族が云々」苦労して解説考えた気がするのですが、今考えると実は「オルロ南部地区のトバス」なのでは?という。そう、正式名称はまさにel Conjunto Folklórico Tobas Zona Sud。実際Tobas Zona Norte(北部地区)やTobas Zona Central(中央地区)も存在するらしいです!ああ黒歴史。(ただし現在カルナバルに参加しているのはZona Sur、Zona CentralとUru Uruの3舞踊団)



さて本題に戻ります。Tobas Zona Sudは1917年設立ということで、2年前に5番目の100年舞踊団となりました。Tobas Zona Centralの方が6年古いのですが、トバス自体の成り立ちについてはほとんど同じことが書かれているので、適当にまとめます。



トバスは元々、荷車引きの労働者団体が作った踊りだそうです。格好はタリハのチュンチョ=チャコのピルコマヨ流域に住む先住民の戦士(=現在はもっと東部に??)を模した、という話です。車引きは社会的地位が低く差別されていたので、踊るときは顔を隠すためにワイヤーで編んだ仮面を被っていたそうで、チュンチョや先住民の格好と親和性が高かったのでしょうか。。。チュンチョの元になった先住民の写真も昔ネットで見たことがあるのですが、いま見つけられないので、とりあえずトバスとチュンチョの比較をしてみます。



チュンチョに一番近いけど、こーゆー頭飾りのは「トバス」?




タリハのチュンチョ




トバスの「チュンチョ」はこーゆー丸い羽飾りのらしい…
当初Tobas de Oruroと名乗っていたグループは鉱山労働者も参加して大きくなり、1917年にカルナバルに参加するために、舞踊団Conjunto Tobas Zona Sudとして正式に設立されました。音楽については、バンダが演奏するようになる前はピンキーリョやケーナの集団が演奏していたそうです。



ただし、長らく独自の音楽は存在せず、タキラリやチョベーナ、アティク等、東部の曲で踊っていたようです。新聞記事によると、トバス用の音楽というか彼らのテーマ曲としては80年代にGrupo Andinoが演奏したSeleccion de Tobas Sudがはしりと言う話ですが、録音があるかどうかは未確認。実質的に現在のようなスタイルが普及したのは90年代に出たSayantaの「Tobas (del) Sud」というテーマ曲や、カラマルカのトバス曲の数々からのようです。ちなみにサヤンタのリーダーでもあるギタリストErick Copa氏はカラマルカの2人と一緒にやってたことがあるようで。。。という訳でサヤンタの曲を。



Con su lanza y su penacho, y su salto señorial

Con su lanza y su penacho, y su salto señorial

Son los tobas zona sud que se mueven al compás

A este ritmo sin igual son los Tobas Zona Sud

Hey hey Tobas Sud, Hey hey Tobas Sud



Ya la gente está saltando y aplaudiendo su bailar

Ya la gente está bailando y aplaudiendo su saltar

Son los tobas zona sud que se mueven al compás

A este ritmo sin igual son los Tobas Zona Sud

Hey hey Tobas Sud, Hey hey Tobas Sud




その槍と羽飾り、そして堂々たる跳躍

彼らは南部地区のトバス リズムに合わせて動く

この比類なきリズムに合わせて 南部地区のトバス

ヘイ、ヘイ トバス・スドゥ



人々はもう飛び跳ねながら その踊りに喝采している

人々はもう踊りながら その跳躍に喝采している

彼らは南部地区のトバス リズムに合わせて動く

この比類なきリズムに合わせて 南部地区のトバス

ヘイ、ヘイ トバス・スドゥ

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100周年に向けての歌。歌ってるのはサヤンタのと同じ人。



Vamos bailano en el carnaval

Rumbo a los 100 años, si, Señor

Bailamos con fe y devoción

Por la Mamita del Socavón

Dale, dale, dale Tobas Sud

En carnaval siempre lo mejor

Somos, somos, somos Tobas Sud




カルナバルで踊ろう

100周年に向けて

私達は信心と献身とともに踊る

坑道の聖母のために

さあ、それ行け!Tobas Sud

カルナバルではいつでも一番さ

私達はTobas Sud

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舞踊団としての呼び方はTobas Zona SudTobas SudTobas del Sud (Sudは時々Surと書かれていることも)程度で、特別な呼び方は(多分)特にありませんが、Chunchos Sajama、Weenhayek(魚採りの格好をした部族)、Isosog(仮面の両側に羽が付いた東部の部族)、Mataco(チャコの部族、服装不明)等、色々な部族を模した分隊がいるようです。あと「Abuelaお婆ちゃん」キャラも含め、できるだけ色々クローズアップしてある、Llajtaymantaによる100周年の曲を。「Chucu chucu」はステップの名前のようです。





Con devoción en el corazón

Otro año rumbo al Socavón

Con energía brincan y saltan

Llegando a este carnaval



100 años que voy bailando

por ti, Virgencita

Con mucha fe y esperanza

A tus pies voy a llegar



Con penachos de colores

Siempre imponentes Los Tobas Sud

Conquistando corazones

Todos bailando el chucu chucu




心に献身を抱き

また一年 坑道の聖母の元へ向かって

精力的に飛び跳ね跳躍しながら

このカルナバルに到着する



100年踊ってきた

聖母よ、あなたのために

沢山の信心と希望とともに

あなたの足元へ参ります



色とりどりの羽飾りで

いつでも堂々たるトバス・スドゥ

人々の心をとらえながら

皆でチュクチュクを踊りながら





50年代のTobas Sud




※このブログの内容及びスペイン語・日本語訳を使用する際はあくまで自己責任でお願いします。あとはスペイン語詳しい人に聞いてください~
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Author:ゆな
ジオシティーズ及びヤプログ終了のため2019年8月よりこちらで再開します。主に音楽等ボリビア関係。

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